最近買ったリンゴを食べようと思ったら、なんと中が茶色になっていました。
これ、まだ食べられるのでしょうか?
リンゴの皮をむくのが面倒で放置してしまうと、中が変色してしまうことがありますね。
私も経験がありますが、「もったいないから」と思って食べたことがあります。
その後、体調を心配して不安な時間を過ごしましたが、幸い何も問題はありませんでした。
結論としては、リンゴが茶色く変色していても、安全に食べられます。
ただし、例外もあるので注意が必要です。
この記事では、リンゴが茶色くなる原因と保存方法などについてご紹介します。
茶色いリンゴは、食べても大丈夫?
リンゴを切ったら茶色だった!
こんな時はびっくりします。
でも、ほとんどの場合は食べられます。
ただ、味が落ちたり苦味が出ることがあるので、そのまま食べるのはおすすめしません。
ジュースなどに加工することで美味しくいただけます。
また、リンゴ酸が含まれているため、肉を柔らかくする効果もあります。
鶏肉のから揚げの下味などに使うと、肉が柔らかくジューシーになります。
【食べられない場合】
- リンゴの皮がしおれている
- 中が乾燥してパサパサになっている
- 異臭がする
このような場合は、食べずにすぐに廃棄しましょう。
リンゴが茶色くなる原因
リンゴを切った中身が茶色だったという原因は、ポリフェノールが酸素と反応して酸化するためです。
加えて、リンゴの内部に炭酸ガスが溜まることも原因の一つです。
ちなみに、蜜入りリンゴでは、蜜に活性酸素が多く含まれているため、斑点状に変色することが多いです。
リンゴは一年を通じて店頭で購入することができますが、これは秋から冬にかけて収穫されたものを冷蔵して徐々に市場に供給しているためです。
そのため、自宅の冷蔵庫で長く保管しなくても、収穫から数ヶ月後の夏に購入したリンゴを切ると、実が茶色く変色していることがあります。
リンゴを出荷する前には品質チェックが行われますが、見た目は普通のリンゴと変わらないため、時々見落とされることがあります。
これが茶色のリンゴの原因となる場合があります。
リンゴの変色を防ぐ環境条件
リンゴを購入したら、なるべく早く食べるのがベストです。
また、適切な保存方法を心がければ、リンゴを長期間美味しく保存することができます。
リンゴは空気に触れさせず、低温かつ湿度の高い環境で保存することで、新鮮さを保つことができます。
リンゴのおすすめ保存方法
以下で、美味しく長持ちさせるための具体的な保存方法をご紹介します。
リンゴを包装する
リンゴを長持ちさせる保存方法の最初のポイントはリンゴを包装することです。
リンゴの包装手順は以下のとおりです。
- リンゴを一つずつ、ラップまたは新聞紙で丁寧に包みます。
- 包んだリンゴをスーパーのポリ袋にまとめて入れます。
- ポリ袋の中の空気を抜き、輪ゴムで口をしっかりと閉じます。
ポリ袋を密封する
リンゴは成熟を促進するエチレンガスを放出します。
このエチレンガスには、野菜の成熟を促進する作用があるため、野菜の美味しさを損なう恐れがあります。
そのため、エチレンガスが他の野菜に影響を与えないように、リンゴを個別に包んだ後、ポリ袋の空気を抜いて密封保存します。
この方法で他の野菜への影響を最小限に抑えることができます。
野菜室で保存する
リンゴを保存する場合、最適な保存場所は冷蔵庫の野菜室です。
その理由は、野菜室がリンゴの保存に適した低温と高湿度の条件を満たしているためです。
野菜室は、冷蔵室よりも温度がやや高めですが、湿度が高く保たれているため、リンゴの保存に適しています。
保存期間は3~6ヶ月
リンゴは適切に保存すれば、3ヶ月から6ヶ月まで保存が可能です。
リンゴの保存期間は、通常の冷蔵保存では長くても1週間から2週間です。
しかし、リンゴを包装、密封し、野菜室で適切に保存すれば、その保存期間を大幅に延ばすことができます。
大量のリンゴの保存するには?
リンゴの長期保存の条件は、低温、高湿度、密封です。
たくさんのリンゴを保存する場合、一般家庭でこれらの条件を満たす保存場所は、床下収納庫と冷凍庫です。
床下収納庫保存
室内でリンゴを保存する場合、風通しの良い涼しい場所を選びます。
リンゴを一つずつラップや新聞紙で包み、通気性の良い床下収納庫などに置くと良いでしょう。
温度が18度以下の場所では、1か月程度の保存が可能ですが、18度より高くなると保存期間が短くなるため注意が必要です。
冷凍庫保存
- リンゴを丸ごと一個冷凍する場合: リンゴを洗って水分をしっかり拭き取り、ラップで包んでから冷凍します。
- 切ったリンゴを冷凍する場合: ジップロックバッグに入れ、空気を抜いてから冷凍します。
冷凍するとリンゴの食感が変わることがありますが、長期保存には適しています。
まとめ
リンゴが茶色く変色する原因は、ポリフェノールの酸化によるものですが、内部で茶色く変色しても食べることは可能です。
ただし、味や栄養価が落ちるため、ジュースや下味付けに加工して利用することをお勧めします。
新鮮なリンゴを楽しむためには、適切な保存方法を心掛け、早めに食べることが大切です。