毎日のお茶やコーヒーのひとときは、忙しい日々の中でほっと一息つける時間です。
しかし、その楽しい時間の後に気になるのが、湯呑みやマグカップに残る茶渋です。
この茶渋は健康に害はありませんが、見た目が悪く感じることもあります。
リラックスタイムの後にこれらの汚れを見ると、幸せな気分も少し損なわれがちです。
一般的な食器用洗剤ではなかなか落ちない茶渋も、実は家庭にある普通の調味料で簡単に落とすことができるのです。
この記事では身近にあるもので、簡単に茶渋を落とす方法をご紹介します。
茶渋は塩を使って簡単に取れる
どこの家庭にもある塩ですが、料理に使う以外にも、塩を使って茶渋を安全に落とすことができます。
塩には、漂白剤のような強い匂いや取り扱いの難しさもありませんので、簡単に茶渋を落とすことができます。
さらに、子供用の食器にも安心して使えるため、塩は家庭に一石二鳥のアイテムといえます。
茶渋を落とす塩の使い方
それでは塩を使って茶渋を簡単に落とす方法をご紹介します。
【必要なもの】
- 塩
- スポンジ
【手順】
- 茶渋がついた湯呑みやカップに少量の水を入れ、一つまみの塩を加えます。
- スポンジを水で湿らせ、カップの内側をやさしくこすります。
- 茶渋がしつこい場合は、指で塩を直接こすりつけるとより効果的です。
- 茶渋が落ちたら、しっかりと水で洗い流します。
この方法では、塩が自然な研磨剤として機能し、効果的に茶渋を落とすことができます。
塩を使う茶渋除去の注意点
手に傷がある場合は、塩でこすったときの刺激で痛みを感じることがあります。
そのため、手を保護するために手袋を着用して清掃作業をすることをお勧めします。
また、長期間放置された茶渋は塩だけでは落ちにくいことがあるので注意が必要です。
そんな頑固な茶渋を除去するためには、次にご紹介する方法が有効です。
塩以外で頑固な茶渋を取る方法
もし家に塩がない場合や、塩では落ちない茶渋には他の方法を試してみましょう。
以下で2つの方法をご紹介します。
重曹を使う
【必要なもの】
- 重曹
- 水
- スポンジ
- 鍋
- 綿棒
【手順】
[軽い茶渋の場合]
- スポンジに重曹をつけて、気になる部分を直接こすります。
- 水でよく洗い流します。
[頑固な茶渋の場合]
- 鍋に水と重曹を加え、茶渋のひどい急須などの食器を入れて中火にかけます。
- 沸騰したら火を止め、30分間そのまま放置します。
- その後、洗い流します。その際は、重曹のアルカリ性による手荒れを防ぐため、手袋を着用することが望ましいです。
- 急須の縁などの細かい部分についた茶渋は、綿棒を使ってこすって取り除きます。
- 重曹を選ぶ際は、掃除用ではなく食器用の安全なタイプを選ぶと安心です。
新しいナイロンスポンジを使う
【必要なもの】
- 新しい食器用ナイロンスポンジ
- 水
【手順】
- 新しいナイロンスポンジを使い、茶渋がついた部分をしっかりとこすります。ナイロンスポンジは繊維が固く、新品であれば茶渋をさらにきれいに取り除くことができます。
- デザインがある食器の場合は、強くこすりすぎないように注意してください。
- 茶渋が取れたら、水でしっかりと洗い流します。
アクリルたわしを使う
【必要なもの】
- アクリルたわし
- 水
- 割り箸
【手順】
- アクリルたわしを水で濡らし、茶渋が気になる部分を優しくこすります。
※アクリルたわしはアクリル100%の毛糸を使って編んだもので、市販もされています。また自宅でアクリル毛糸を割り箸に巻いてアクリルたわしを自作することもできます。
漂白剤を使って茶渋を取るデメリット
湯呑みやマグカップに付いたお茶やコーヒーの茶渋を取る場合、多くの人が最初に食器用洗剤を使いますが、時間が経過した茶渋は簡単に落とすことができません。
そのため、次の候補として漂白剤が使われることがあります。
漂白剤は茶渋を手早く除去できる強力な方法ですが、塩素系漂白剤は強い臭いが特徴です。
それに加え、酸性物質との混合時には危険な化学反応を引き起こす可能性もあります。
また、これらの製品は食器を傷めることがあるため、取り扱いには注意が必要です。
このような漂白剤の欠点のため、直接口に触れる食器の洗浄に、自然由来の方法を選ぶ人が増えています。
さらに、漂白剤や化学洗剤の使用は環境にも配慮されていないため、これらの使用を控える人も多くいます。
おわりに
おいしいお茶やコーヒーを満喫するためにも、見た目を損ねる茶渋は早めに除去したいものです。
漂白剤を避け、体と環境に優しい方法で茶渋を除去できるなら、その方法を試す価値は大いにあります。
環境に優しい茶渋の除去方法をぜひ試してみてはいかがでしょうか。