ヘアドライヤーを常にコンセントに挿したままでも大丈夫かと、疑問を持つ人は多いです。
そんな場合には以下のような不安があるのではないでしょうか。
- 火事の危険性は?
- 頻繁に使うと故障しやすくなるのでは?
- 電気料金が高くなるのでは?
でも毎日、ヘアドライヤーを使用したときに、毎回コンセントを抜き差しするのは結構面倒ですね。
また、愛用のドライヤーが故障したり、火事を引き起こしたりしない、安全な使用方法を知っておきたいものです。
端的に言えば、コンセントに挿したままにしても基本的に問題はありませんので安心してください。
ただし、安全に使用するために覚えておくべきいくつかのポイントがあります。
この記事では、コンセントの常時接続の安全性、故障や火災を防ぐための具体的な対策、そして電気料金への影響についてご紹介します。
コンセントの安全な使い方とコードの収納法
私たちの家にはさまざまな家電がありますが、その中で常にコンセントに接続されているものも少なくありません。
それでは、ヘアドライヤーはどうでしょうか?
まず、ヘアドライヤーをコンセントに挿したままにしておくこと自体は、基本的には安全です。
ただし、いくつか注意すべき点があります。
以下でそれらを詳しくご説明します。
コンセントのホコリと火災
一般的に、コンセントを常時使用すると火災リスクが高まると言われがちですが、実際にはコンセントそのものが火事を引き起こす確率は低いです。
問題は、繰り返しコンセントを抜き差しすることで内部にホコリが蓄積し、それが発火の原因になることです。
また、ペットの毛にも注意が必要です。
ホコリの堆積を防ぐ
ホコリは湿気を含みやすいため、コンセント内部にホコリが溜まると、放電しやすくなり、ショートする可能性が高くなります。
これは「トラッキング現象」と呼ばれ、火災の原因となることがあります。
特にヘアドライヤーは脱衣場などの湿度の高い場所で使われることが多いため、コンセントの周りを定期的に掃除することが大切です。
また、プラグキャップやコンセントカバーを使用してホコリを防ぐ方法も有効です。
コンセントの安全な使い方
コンセントを使う上で注意すべき点は以下のとおりです。
- ヘアドライヤーの電源が入っている状態でコンセントを抜き差しすると、大きな火花が散って非常に危険です。
- 「たこ足配線」のように複数の家電を一つの電源タップで使うと、過電流が発生し火災リスクが高まります。
- 電源タップを使用する場合は、その容量を守り、不使用時はスイッチを切って過電流を防ぐことが重要です。
電気コードの扱いと収納方法
ドライヤーを使用しない時の収納方法では、コードの扱いにも注意が必要です。
コードを強く巻き付けたり結んだりすると、内部で断線が起こるリスクが高まります。
コードを自然な形で保管し、重い物に挟まれないように注意しましょう。
ドライヤーホルダーやフックを利用すれば、コードを痛めずにスッキリと収納できます。
ショートした場合の対応法
ヘアドライヤーがショートすると、「バチッ」という音がして火花が飛び散ることがあります。
コンセントが黒く焦げている場合は内部で損傷が起こっている可能性が高いです。
このような状態のコンセントを使用し続けるのは非常に危険なのです。
修理や交換は必ず資格を持つ専門業者に依頼してください。
コンセントを挿したままにしたら電気料金は高くなる?
一般的に多くの家電製品は、電源がオフの状態でも少量の「待機電力」を消費します。
ただし、ヘアドライヤーのようなシンプルな仕様の家電製品は待機電力が発生しません。
そのため、電源がオフなら追加の電気代はかかりません。
アイロンや電気ケトルなどの家電製品も同じです。
しかし、テレビやエアコンなどリモコン操作が必要な家電製品は待機電力を消費するため、これらには注意が必要です。
プリンターや固定電話も待機電力を消費します。
まとめ
この記事では家電製品の常時接続の安全性、火事や故障のリスク、そして電気料金についてご紹介しました。
- コンセント周りは定期的に掃除して、ホコリの堆積を防ぎましょう。
- コードを無理に束ねたり、本体に巻き付けて収納するのは避け、フックやドライヤーホルダーの利用をお勧めします。
- ショートの場合は直ちに使用を停止し、専門業者に修理を依頼してください。
- ヘアドライヤーは待機電力が問題になりませんが、他の家電製品では注意が必要です。以下のようなものが挙げられます。
- 待機電力を消費する家電製品
テレビ、エアコンのようなリモコンを使用する製品など - 待機電力を消費しない家電製品
ヘアドライヤー、アイロンなどシンプルな仕様の製品
これらの情報を活用して、毎日の生活をより快適に、無駄なストレスなく過ごすための参考にしてください。