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招き猫の起源と伝説 | 手のポーズや色の違いにはどんな意味がある?

招き猫 雑学
この記事は約5分で読めます。

運気を呼び寄せるアイテムとして、動物をモチーフにしたものはたくさんあります。

そのなかでも、片手または両手を挙げている招き猫は、その代表例です。

招き猫には、右手と左手を挙げることで異なるご利益があるそうです。

そんなご利益を知ると、その起源や背景にも興味がわいてきます。

この記事では、招き猫の歴史や手のポーズの違い、色の意味、適切な置き場についてご紹介します。

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招き猫の伝説

招き猫は、片手または両手を挙げて人を招くポーズの猫の置物です。

これらは陶器やプラスチックで製造され、多くの店頭で見かけることができます。

招き猫の起源については、いくつかの伝説があります。

今戸神社と招き猫の伝説

江戸時代後期、浅草近くで貧しい老婆が猫と一緒に暮らしていました。

ある時、貧困に悩む老婆が猫を手放した後、猫が夢の中で現れ、「自分の姿を人形にすれば幸運が訪れる」と告げました。

老婆は今戸焼の猫の人形を作り、浅草神社近くで販売し、これが大成功しました。

これにより、今戸神社は招き猫の発祥の地として知られるようになりました。

今戸神社

住所:東京都台東区今戸1-5-22
アクセス:浅草駅(東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武伊勢崎線他)徒歩15分

豪徳寺と招き猫の伝説

東京都世田谷区にある豪徳寺は、昔は小さなお寺でした。

ある日、彦根藩の城主である井伊直孝が偶然、寺の前を通りかかりました。

その時、寺の門前で一匹の猫が手招きをしているのを見つけ、寺に立ち寄ったところ、突然の雷雨に見舞われました。

雨宿りができたことに感謝し、直孝は豪徳寺に多額の寄付を行い、寺はその後繁栄することとなりました。

この出来事がきっかけで、豪徳寺では猫を祀り、招き猫がシンボルとなりました。

豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
アクセス:東急世田谷線「宮の坂駅」徒歩5分、小田急線「豪徳寺駅」徒歩10分

自性院と招き猫の伝承

新宿に位置する自性院には、猫の地蔵が安置されています。

この地蔵は、江戸城を築城した太田道灌が奉納したものです。

戦場からの逃走中に猫に導かれて自性院へ辿り着いた道灌は、猫への敬愛を深め、その猫を模した地蔵を招き猫の原型として作りました。

自性院
住所:東京都新宿区西落合1-11-23
アクセス:都営地下鉄大江戸線「落合南長崎駅」徒歩3分

招き猫の起源とされるその他の社寺

招き猫の起源を主張する場所は多く、実際の発祥地は未だに明らかではありません。

以下はその中の有名ないくつかの場所です。

  • 伏見稲荷大社:京都市伏見区深草藪之内町68
  •  檀王法林寺:京都市左京区法林寺門前町36
  • 小林山達磨寺:群馬県高崎市鼻高町296

これらの地を訪れると、招き猫にまつわる異なる伝説をさらに理解することができるでしょう。

招き猫のポーズとその意味

招き猫にはいくつかのポーズがあります。

ここではそれぞれのポーズが表す意味をご紹介します。

右手または左手を挙げたポーズ

招き猫は手のポーズによって違った福を招きます。

右手を上げた招き猫は、金運のアップのご利益があるとされ、主にオスの猫がモデルとされています。

一方、左手を上げた招き猫は、人間関係や顧客を引き寄せる力があり、メスの猫がモデルです。

手を高く挙げるほど、そのご利益も大きくなると言われています。

両手を挙げたポーズ

両手を挙げた招き猫は金運と人間関係の両方を引き寄せる力があるとされますが、「お手上げ」という意味合いも含まれており、困難な状況の象徴とされることもあります。

このため、両手を上げた招き猫は、欲張り過ぎると縁起が悪いとされることがあります。

招き猫の色ごとの意味

カラフルな招き猫

招き猫にはいくつかの色があります。

ここではそれぞれの色が表す意味をご紹介します。

白い招き猫

白い招き猫は、運気を向上させるご利益があるとされています。

特に白地に黒や茶色の斑が入った三毛猫は、遺伝的にメスが多いため、オスの三毛猫は非常に珍しく、大きな福を呼び込むとされています。

そのため、右手を挙げた白い三毛猫は特に運を呼び寄せる力が強いと考えられています。

黒い招き猫

日本では、黒猫が持つ鋭い視力は、魔除けや幸運を招く力があるとされています。

そのため、黒い招き猫は不運を避けるというご利益があるとされ、特に困難な時期に頼りにされます。

赤い招き猫

赤い招き猫は、病気の予防にご利益があると言われています。

伝統的に赤は疫病を払う色とされ、はしかなどの病気から守る力があるとされています。

金色の招き猫

金色または黄色の招き猫は、風水で金運をアップさせる色とされています。

特に、右手を上げた金色の招き猫は金運をより強化するとされます。

招き猫の置き場所

招き猫を置く際は、場所と方位を考慮する必要があります。

最適な場所と方位に招き猫を置くことで、さらに大きなご利益を頂けるでしょう。

玄関とリビングが最適

招き猫は運気を招く縁起物とされ、人の往来が多い場所でその力を発揮します。

玄関やリビングなど家族が集まる場所に置くと、運気をさらに引き寄せます。

招き猫を置く際には、外向きに、高い位置に置くとさらにご利益があります。

招き猫の色と方位

風水では、招き猫の色に適した方位を選ぶことで、そのご利益を最大限に引き出すことができます。

各色のもっともご利益がある方位は以下の通りです。

  • :北西(運気向上)
  • :北または南西(厄除け)
  • :東(病気除け)
  • 金(黄):西(金運アップ)

色と方位を意識して招き猫を配置すると、そのご利益をさらに高めることができます。

招き猫 | まとめ

招き猫は、手の挙げ方によって異なる運気を招き入れるとされており、右手で金運、左手で人の縁を引き寄せるというご利益があります。

招き猫には、それぞれの色によってご利益が異なるため、置き場所を選ぶ際にはこれらの関係を考慮することが重要です。

家の中で活気のある場所に置くことで、招き猫のご利益を最大限に活用しましょう。